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2014年度 四大学英語劇大会 公演項目 proof by  Dabid Auburn

 

 

 

 

  proof  あらすじ

 

 

  舞台はシカゴ、現代。天才数学者、ロバートが103冊のノートを遺し、この世を去ったところから物語は始まる。次女キャサリンは精神的に不安定だった父ロバートの晩年を一人で面倒を見ていた。彼女は自分が父ロバートから数学の才能と不安定な精神傾向を受け継いでいることを自覚している。しかし、自分に数学の才能があることを認めてしまうことが同時に、不安定な精神傾向をも受け継いでいるのではないかと思ってしまうことから自身の数学の才能をひた隠しにして生活してきた。

  

  父を失い、家に引きこもり、人を寄せ付けようとしないキャサリンのもとにロバートの研究を引き継ごうとする彼の弟子で数学者のハル、彼女の身を案じニューヨークで一緒に暮らそうと提案する長女クレアが集まる。三人は、あるいは惹かれ合い、あるいは傷つけ合いながら一冊の証明が書かれたノートを発見する。「数学の歴史が始まって以来、あらゆる数学者たちがずっと証明しようとしてきた」「おそらく不可能であろうと思われていた」世紀の証明である。天才数学者ロバートの最後の偉業と思われるその「証明」は実はキャサリンの書いたものであった。キャサリンはこの証明が書かれたノートを自身の数学の才能を扱うかのように、誰にも見せることなくずっと隠していた。ただ、惹かれ合い、一夜を共にしたハルに信用の証としてこのノートを見せたのであった。しかしながら、そんなことを微塵も信用しないクレアと、信じたいが冷静に考えるとやはり信じられないハル。ハルはその場でそのノートにある証明がキャサリンのものであることを認めることができず、二人の関係は崩れ去ってしまう。

 

  しかし、その証明を分析していくうちに、それがロバートによって成されたものではないことが証明される。何もかもを失ったキャサリンはクレアに連れられニューヨークに発つことを決める。それを必死に止め、キャサリンのことを信用できなかったことを悔やみ、謝るハル。「もう遅い」「信用して欲しかった」と言うキャサリンではあったが、少しずつではあるが歩み寄り始める二人。キャサリンは今まで内に秘めていた想いをハルに伝える。

  彼女は自身が書いたノート開き、ゆっくりとページをめくる。

 

 

 

 

 

Cast  M2:F2

 

 

 

 

Catherine

松井 遥香

 

主人公の女性。

父Robertの数学の才能と精神の不安定さを受け継いでいる。

Robert

神戸 裕一郎

 

Cathetineの父。

天才的数学者であるが

精神が不安定である。

Claire 

成清 結花

 

Catherineの姉。

NewYorkに住んでいて

妹の身を案じて

Chicagoを訪れる。

Hal 

大場 毅志

 

Robertの弟子でありRobertのことを尊敬

している。Catherine

に好意をもつ。

 

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